初めての方の車椅子の正しい使い方。


車椅子にお乗りになる前や、車椅子から降り られる前には、必ずブレーキをかけて、車椅子 が固定されていることを確認してください。車 椅子が動いたりして、人が転倒してケガをする 恐れがあります。
ティッピングバー拡大図

絶対にフットプレートの上に乗 って車椅子に乗り込んだり、降り る時は上に立ち上がらないでくだ さい。フットプレートが割れた り、車椅子ごと転倒してケガをする恐れがあります。
※車椅子の乗り降りは、まずフットプレートを上に上げてから行って下さい。


ストーブなどの火気に近づけな いでください。背シートや座シー トが燃える危険性があります。 また、乗っていても、後ろなど気がつかない場合があるので気をつけてください。

自走式車椅子や、介護式車椅子で歩道の縁石などの段差に乗り上げる場合 は、必ず介護者の方はティッピングバーを踏み、押し手を押し下げ、前輪キャ スターを乗せ、次に後輪を浮かし乗り越えてください。絶対に、勢いをつけ て乗り越えようとしないでください。その際、車椅子に乗った方の頭を介護者の胸や肩で受けとめて支えてあげるようにすると安心感があります。又やむをえず段差を降りる場合は後ろ向きに引くように降りて下さい。
ティッピングバー拡大図

坂道の走行には充分注意してください。
特に急な坂道の走行や坂の途中で向きをかえることは絶対にしないで下さい。又やむをえず坂を後ろ向きで降りる場合、必ず介護の方に支えていただき行って下さい。

踏切、砂利道、でこぼこ道、ぬかるみ等の走行は介護者が車いすの前輪を持ち上げるように走行して、前のめりに転倒しないように充分注意して下さい。

車椅子に乗ったまま吊り上げる時、介護者の方は車椅子と平行に立ち、前側はベースパイプ を持ち、4〜5人で支えながら行ってくださ い。 背もたれ折りたたみタイプの車椅子の場合 は、押し手部をもって吊り上げないでくださ い。背折れ部が破損し危険です。